• Home
  • /
  • 介護福祉士通信講座と実務経験

介護福祉士通信講座と実務経験

介護福祉士の受験に必要な実務経験

社会福祉士及び介護福祉士法の改訂

国家資格である社会福祉士や介護福祉士の資格に関して定められた「社会福祉士及び介護福祉士法」という法律があります。

昭和62年に制定されたこの法律ですが、それまで介護の実務経験のない人でも介護福祉士通信講座を受講することによって国家試験の受験資格を得ることができていたのに対し、平成19年の法改正以降は、介護福祉士通信講座を修了しても、介護等の実務経験9ヶ月がなければ国家試験の受験資格が得られないというしくみに変更されることとなりました。

実務経験の証明

介護等の実務経験とは、保育士、介助員、看護補助者、児童指導員、介護職員、介護従事者、支援員、訪問看護員、ホームヘルパーなど、入所者の保護に直接従事する仕事や介護に関する仕事などさまざまなものが該当しますが、社会福祉施設や病院などに勤務と言う形をとっていても、心理指導担当職員、作業指導員、医師、看護師、理学療法士、調理師、運転手といった、介助や介護という関わり方を直接はとらない仕事に関しては、介護福祉士の受験資格を得るために必要な実務経験とはみなされませんから注意が必要です。

実際に、介護福祉士 通信講座を修了し、9ヶ月以上の実務経験を必要とする場合には、実際に実務についていた事業所などで実務経験証明書を発行してもらう必要があります。